サンキューカードの書き方

すず

こんにちは。
ハンドメイド作家のすずです。

今回のテーマはサンキューカードの書き方です。
お客様に作品を送るときに付けるお礼の手紙をサンキューカード(サンキューレター)といいます。

ひよっこ

何を書けばいいのか分からなくて結局付けてない…

そんな方のために、そのまま使えるテンプレートもご用意しております！
ぜひご覧ください。

今回のもくじ

サンキューカードのメリット
テンプレート
【サンキューカードの書き方】まとめ

サンキューカードのメリット

サンキューカードを付けることで得られるメリットは、

お客様の満足度が上がる
レビューを書いてもらえる確率が上がる
リピート購入してもらいやすくなる

です。

商品を購入したとき、手書きのお手紙が付いていた経験はありませんか？
感謝の気持ちを伝えられることももちろん嬉しいですが、「私のために書いてくれた」ということがなんだか特別に感じますよね。

人には「返報性の原理」というものがあります。
これは、他人から何かをしてもらったら自分も何かお返しをしなければ！と考える心理のことです。あなたもどこかでこのような経験があるのではないでしょうか？

丁寧に接客してもらったから何か買っていこう
お土産をもらったから自分もお返しをしよう
SNSでいいねをもらったからいいねを返そう

ひよっこ

あるある！

サンキューカードにも「こんなに丁寧にメッセージを書いてもらったんだからレビューで返そう」という返報性の原理が効いてくるのです。
それだけでなく、お手紙を書くことでお客様との心理的距離が縮まり「アクセサリーが欲しくなったらまたこの作家さんから買いたい」と思ってもらえる効果もあります。

人付き合いが苦手な作家さんの中には、SNSでも積極的に交流をしない方もいらっしゃるかと思います。
しかしサンキューカードであればゆっくり内容を考えて書けますし、お返事が来て会話が続くこともほとんどありませんから、苦手な作家さんほどぜひ書くことをおすすめします。

自分の人柄を知ってもらいお客様に親しみを持っていただくことは、作家活動をする上でとても大切なことだと私は思っているからです。

ひよっこ

ハンドメイドならではだね

サンキューカードは印刷でもいいのですが、手書きの方が圧倒的にお客様の心に届きます。

1日10人以上発送するような人気作家さんの場合は全て手書きするのはなかなか難しいですが、そうでなければぜひ手書きでメッセージを書いてみてください。
字は下手でも大丈夫です！丁寧に書くことを心がけましょう。

テンプレート

サンキューカードは名前の通り、感謝の気持ちを伝えるものです。
ざっくりとした内容は

ご購入いただいたことへの感謝
ひとこと
結びの言葉

です。いくつかテンプレートを作りましたので参考にしてください。

基本の形

○○様へ

この度は数あるショップの中から【ブランド名】の作品を選んでいただき、誠にありがとうございます。【作品名】、気に入っていただけましたら幸いです。またのご縁を心よりお待ちしております。

初めて作品を購入してくださったお客様へ送る内容は、基本的にこちらでいいと思います。他に特別伝えたいことがある場合は、お礼の後に要件を書きます。

レビューを書いてほしい場合

○○様へ

この度は数あるショップの中から【ブランド名】の作品を選んでいただき、誠にありがとうございます。作品のご感想やお気づきの点がありましたら、ぜひレビューをお寄せください。作家活動の励みになります。またのご縁を心よりお待ちしております。

私自身はサンキューカードでレビューを促すことはしていません。
なぜなら、そうして書かれたレビューは「良かったです。ありがとうございました。」など熱のこもっていないものになりがちだからです。

お客様が「作品素敵だったからレビュー書きたい！」と思って自発的に書いてくださったレビューには愛があり、他のお客様にも作品のよさが伝わります。直接促すのではなく、作品のクオリティと丁寧なお客様対応でレビューを獲得することをおすすめします。

作品の注意事項がある場合

○○様へ

この度は数あるショップの中から【ブランド名】の作品を選んでいただき、誠にありがとうございます。こちらの【作品名】は繊細な作りとなっておりますので、水濡れにはくれぐれもご注意くださいませ。またのご縁を心よりお待ちしております。

可能であればの話ですが、注意事項はサンキューカードとは別に取扱説明書を付けた方が見栄えがいいですね。説明書を作る余裕がない人は例文を参考にしてください。

リピート(2回目の購入)のお客様

○○様へ

いつも【ブランド名】の作品をご購入くださいまして、誠にありがとうございます。再び○○様の元へ作品をお届けすることができ、大変嬉しく思っております。こちらの作品も気に入っていただけますように。またのご縁を心よりお待ちしております。

私は3回以上リピートしてくださったお客様には、それぞれに合わせた内容を考えてお手紙を書くようにしています。今までに購入してくださった作品について触れたり、お客様のお身体を気遣う文章を書いたりなど内容はさまざまです。

一人ひとり違うお手紙を書くことで、リピートしてくださるお客様とは自然と距離が縮まりますし、さらにリピート購入をしていただくことにも繋がっていきます。

ハンドメイド界隈では作品を購入することを「お迎えする」や「ご縁を結ぶ」などと言い換えることが多いです。長年この界隈にいると慣れてしまうのですが、私も初めは「なんだこのスピリチュアルっぽい世界は…」と思っていました(笑)

このような言葉遣いに抵抗がある方は「またのご縁を心よりお待ちしております」を「また機会がありましたらよろしくお願いいたします」に変更したりなどアレンジして書いてみてくださいね。

ひよっこ

自分の言葉で書いてみよう！