ハンドメイドのSNS集客

こんにちは。
ハンドメイド作家のすずです。
今回のテーマはハンドメイドのSNS集客です。
今の時代SNSの影響は非常に大きく、お客様のほとんどがSNSで知ってくださった方という作家さんも少なくないと思います。

ひよっこも始めた方がいいのかな…
というわけで今回は、これからSNSを始めようとしている作家さんのために、それぞれのSNSの特徴とどのような投稿をすればいいのかをまとめました。
主要なSNSの特徴
主要なものをピックアップしてまとめてみました。利用者数は2025年5月時点のものです。
- 国内利用者数:6,600万人
- 世界利用者数:10億人
文字のみの投稿はできず、写真や動画投稿がメインのSNSです。いわゆる「インスタ映え」を狙った華やかな投稿が多いです。
1投稿2,200文字まで書けるので、ブログのような使い方をしている人もいます。ライブ機能やショッピング機能など、クリエイター向けの機能も揃っているので作品の魅力を伝えるには最適なSNSといえます。ストーリーズ機能を使えば、アンケートを取ったり質問を募集したりなどファンと密に交流することもできます。
Instagramのアルゴリズムによって拡散され、フォロワー以外の人にも自分の投稿が表示されやすいシステムになっています。写真よりも動画(リール)の方が集客力は高い傾向にあります。
主なユーザー層は10〜20代ですが、それ以上の利用者も多いです。
X(旧Twitter)
- 国内利用者数:6,700万人
- 世界利用者数:5億7,000万人
写真がなくても、140字以内の文字だけで気軽に発信できます。
最近は動画を載せる人も増えてきましたが基本は文章のみ、もしくは写真と文章を合わせた投稿が多いです。映えを狙った写真は少なく、日常のちょっとした写真や作業の進捗状況を気軽に投稿したりするのに適しています。
また、リプライやリポスト機能があり拡散力が強いです。これはいいところでもありますが、一歩間違えると炎上に巻き込まれる可能性もはらんでいるので言葉には気をつける必要があります。
海外層が他のSNSに比べると少ないため、海外に発信したい方はInstagramやYouTubeの方がおすすめです。
主なユーザー層は10〜20代です。Instagramと同様、幅広い年齢層に利用されています。
YouTube
- 国内利用者数:7,120万人
- 世界利用者数:20億人
圧倒的な利用者数を誇る動画投稿型のSNSです。
動画編集のスキルが必要になってくるため少し勉強が必要ですが、20億人もの人が利用しているので新規のお客様を取り込むいいきっかけになるかもしれません。
ショート動画にInstagramで作ったリールを流用するのもありかと思います。特に海外ユーザーが多いので、海外にも積極的に発信したい作家さんには最適なツールです。
主なユーザー層は40〜50代です。利用者数が多いからか、意外な結果ですね。もちろん若年層にも多く利用されています。
その他のSNS
TikTok
10代の若い層が多いため、ターゲット層が10代であれば問題ありませんが基本的にはあまりおすすめはしません。まずは上で紹介した3つを運用してから、サブで運用する分にはいいと思います。
実名投稿が基本のSNSです。年齢層は30〜50代と高めで男性の利用者が多いです。私の周りでFacebookで発信している作家さんは見たことがありません。利用者数も横ばいで伸びておらず、Facebook自体の集客力も足りない気がします。

おじさんがやってるイメージある
SNSで発信するべきこと
さて、それぞれの特徴が分かったところで次は「何をどのように発信したらいいか」についてお話ししていきますね。
ハンドメイド作家さんがSNSで発信するべきことは大きく分けて次の4つです。
- 制作過程
- 作品の紹介
- 販売のお知らせ
- お客様との交流

ふむふむ
制作過程
制作過程は載せない作家さんもいらっしゃいますが、
「どんな作品ができるんだろう?」
「こんな風に作ってるんだ!」
とお客様にワクワクしてもらえるいい機会なので、載せることをおすすめします。
全てをさらけ出すわけではなく、秘密にしておきたい材料や過程は隠したまま載せてもいいと思える部分だけ切り取れば大丈夫です!普段使っている道具を紹介してみるのも面白いかもしれませんね。
Instagramのリール(動画)であればファンを楽しませるだけでなく、フォロワー以外の人にもリーチしやすく集客も見込めますので、ぜひ力を入れてみてください。

制作動画ってずっと見てられるよね
作品の紹介
作品の写真はもちろん、使い方や作ろうと思ったきっかけ、こだわりをお客様に分かりやすく伝えましょう。「こんなところまで!?」とマニアックなこだわりであればあるほど、狭い人に深く刺さります。

全然思い付かないよ〜
という方はこちらの記事を参考に考えてみてくださいね。

作品の紹介も制作過程と同様、写真より動画の方が伝わりやすいです。
写真だと魅力が最大限に伝えられない作品(揺れるアクセサリーや可動するものなど)を作っている作家さんは積極的に動画を撮ってみてください。
販売のお知らせ
出品する前に「○日○時に作品を販売します!」とお知らせしたり、出品した後にURLを貼り付けたりなど積極的に発信しましょう。
押し売りしているみたいで嫌だ…と思う人もいるかもしれませんが、知ってもらわないことには作品も売れません!そして販売のお知らせを発信したくらいでは、見た人は押し売りされたなんて思いませんから安心してくださいね。
作品の紹介も同じですが、一度きりではなく時間帯を変えて何度かお知らせしましょう。タイムラインで流れてしまって見ない人がほとんどなので、しつこいと思われることもありません。
インスタであればストーリーズを活用、Xなら自分の投稿をリポストするのもいい方法です。
お客様との交流
SNSをするならぜひやってほしいことです。
ネット販売はただでさえ顔の見えないお取引で、作品を作っている人がどんな人なのか全く分からないので、お客様は多少なりとも不安に感じていることと思います。
SNSで積極的に発信したり周りの作家さんやお客様と交流をすることで、人柄が伝わり「この人から購入したい!」と思ってもらえる確率もグッと上がります。
また作家活動をしていると、自分の作品を欲しいと考えてくれている人からお問い合わせがくることもあります。お問い合わせが来たら「○○ですよ」と一言で返すのではなく、お問い合わせをしてくれたことのお礼からはじめ丁寧に返信するようにしましょう。

優しくしてもらったら嬉しいよね
投稿する時間帯
SNSは
- 会社員
- 主婦
- 学生
- フリーランス
などさまざまな属性の人が利用しています。
人それぞれSNSを見る時間帯は違うと思いますが、全体で見ると21時頃にSNSを見る人が多いようです。家事が一段落したり、学校や仕事から帰ってきてほっと休まる時間が21時頃になるのでしょうね。

じゃあ21時に投稿すれば沢山の人に見てもらえるね!
しかし残念ながらデメリットもあります。
21時は見る人が多い分、投稿も集中する時間帯ですので自分の投稿が流れてしまう可能性も大いに考えられます。私の体感ではありますが、15時くらいに投稿したものは拡散もされやすく多くの人に見てもらいやすいと感じています。
もちろんファンになってくれたお客様は何時に投稿しようともわざわざ探してきてくれますから、時間帯に固執しすぎなくても問題はありません。新規のお客様を増やしたい場合は時間帯も少し意識してみましょう。
投稿する頻度
そこかしこで「毎日投稿!」と言われているのでうんざりしている方もいるかもしれませんね。しかし私の意見としては、毎日必死になって投稿する必要もないのでは?と思っています。
もちろん毎日クオリティの高い写真や動画をアップできるのであればそれに越したことはありませんが、無理に捻り出して毎日投稿するくらいなら3日に1回無理なく投稿をする方が見ている側にとっても楽しいと思います。
ちなみに私は2週間投稿しないこともあるズボラですが、皆さん優しいので温かい目で見守ってくれています(笑)
投稿頻度が少なくても、何年も継続していれば膨大な量になりますからまずは続けることを目標にしていきましょう。

自分のペースで続けよう!
SNSが伸びない作家さんへ
いいねが全然付かない…と悩んでいる作家さんに伝えたいのは「いいねの数が多い=売れる作品」ではない、ということです。
私もSNSで1000件以上いいねをもらうことが度々ありますが、そのおかげで作品を購入してくださるお客様が増えたという実感はほぼありません。
販売前に沢山のいいねをもらったけど販売してみたら全然売れない、またはいいねは全然貰えなかったけど販売したら即完売したということも往々にしてありますので、SNSで反応がなかったからといって落ち込んでしまうのはもったいないです!
実際、SNSは見ているもののいいねやリポストは全くしないお客様もいらっしゃいます。反応がなくても見てくれている人はいるということを忘れないでくださいね。
こちらの記事ではSNSでやってはいけないことをまとめていますので、これから始める方は一度目を通してみてください。

【ハンドメイドのSNS集客】まとめ
いかがでしたか?
結局のところ、投稿する時間帯や頻度は気にせずに、お客様が見て楽しめる投稿をコツコツ積み上げていくのが最適解だと私は考えています。
ポジティブで楽しい投稿を心がけて、作家活動頑張っていきましょう!