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ハンドメイド商品の値下げが危険な理由!安く設定することで起こる5つの弊害

すず

こんにちは。
ハンドメイド作家のすずです。

ハンドメイド販売をしていると「もっと安くしたほうが売れるんじゃないかな?」って思うこと、ありますよね。特に初心者さんは、価格を下げることでお客さんが増えそうな気がしてつい低価格に設定したくなるものです。
でも実は、ハンドメイド商品の値下げには意外と多くのデメリットがあるんです……!

ひよっこ
ひよっこ

そ、そうなの!?

ということでこの記事では、ハンドメイド商品の値下げが危険な理由!安く設定することで起こる5つの弊害について、わかりやすく解説します。

安い価格設定の弊害とは?

作品の価格を安くすることで起こる弊害は主に以下の5つです。

  1. ブランド価値が下がってしまう
  2. 利益が少なくなり続けられなくなる
  3. 安さを求めるお客さんばかりが集まる
  4. クオリティを下げざるを得なくなる
  5. 売上が増えるとは限らない
ひよっこ
ひよっこ

うわぁ、こわいぞ……!

ひとつずつ解説していきます。

ブランド価値が下がってしまう

ハンドメイド作品は、一つひとつ手作業で作られていて、時間や手間、材料費がかかっています。しかしそんな作品があまりにも安いと、お客様は「この商品って質が低いのかな?」と感じてしまうことがあります。

ひよっこ
ひよっこ

安かろう悪かろうって思われちゃう

特にハンドメイド市場では「安い=価値やクオリティが低い」というイメージを持たれやすいのが現状です。ブランドとしての信頼や高級感を出したいなら、適正な価格をしっかりつけることが大切になってきます。

利益が少なくなり続けられなくなる

安く売ると当然ですが、1つ売れたときの利益が少なくなります。利益が少ないと材料費や送料、イベント出店料をカバーしきれず、「頑張って作ってるのに手元にお金が残らない」という状況になりがちです。

ハンドメイド販売は趣味で楽しむ方も多いですが、長く続けたいのであれば最低限の利益は必須です。価格を下げすぎて利益が減ると、モチベーションも落ちてしまいます。

ひよっこ
ひよっこ

モチベーションは大事…

安さを求めるお客さんばかりが集まる

安さを前面に出すと、「とにかく安く買いたい」というお客さんばかりが集まりやすくなります。そうすると値上げがしにくくなったり、他の作家さんとの価格競争に巻き込まれたりすることがあります。

本当に自分の作品を気に入ってくれて、適正な価格で買ってくれるファンを作るためには、価格を安くするよりも作品の魅力やストーリーを伝えるほうが効果的です。

ひよっこ
ひよっこ

値下げ交渉とか御免だよ

クオリティを下げざるを得なくなる

価格を下げると利益が減るので、どうしても材料費や制作時間を削らないといけなくなります。その結果、作品のクオリティが下がってしまうことも。

例えば、本当はもっと良い材料を使いたいのにコストの関係で妥協したり、制作時間を短縮するために細かい部分の仕上げを省いたり…。これではせっかくのハンドメイドの魅力が半減してしまいますよね。

ひよっこ
ひよっこ

せっかくならいいもの作りたいよね

売上が増えるとは限らない

「安くすれば売れるはず」と思って値下げしても、実際には売上が伸びないことも多々あります。なぜなら、お客さんが求めているのは必ずしも安さだけではないからです。

ハンドメイド商品は個性や作家さんの思いに価値を感じて買う人が多いので、価格が安いからといって必ず売れるわけではありません。むしろ「安いから不安」と思われることもあるのです。

ひよっこ
ひよっこ

価値を価格に反映させなきゃね

適正価格をつけることがハンドメイド成功のカギ

ハンドメイド商品の価格を決めるときは、「材料費+制作時間+手数料+適正な利益」をしっかり計算することが大切です。価格設定の仕方はこちらの記事に詳しく書いています。

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ハンドメイド作品の価格設定
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長く続けたいなら、安さよりも適正価格と、SNSなどで作品の魅力を伝えることを優先しましょう!

ハンドメイド商品の値下げが危険な理由!安く設定することで起こる5つの弊害:まとめ

いかがでしたか?
ハンドメイド商品の値下げは、一見お客さんに喜ばれそうですが、実はブランド価値や利益、作品の質に悪影響を与えてしまうという怖い側面もあります。

安さで勝負するよりも、作品のストーリーや作家さん自身の想い、デザインの独自性をしっかり伝えることが大事です。長く愛されるブランド作りを心がけましょう!

ABOUT ME
すず
すず
ハンドメイド作家
ハンドメイド歴10年以上の作家すずです。
初心者さんから中級者さん向けに、ハンドメイドのノウハウやカメラのことなど、役立つ情報を発信しています。
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