これは絶対やらないで！ハンドメイド販売のルール

すず

こんにちは。
ハンドメイド作家のすずです。

今回のテーマはこれは絶対やらないで！ハンドメイド販売のルールです。

好きなものを作っていただけなのに、いつの間にか法に触れていて損害賠償請求が…！なんてことになったら大変ですよね。そうならないように、これから販売を始める方はしっかり確認しておきましょう。

ひよっこ

ドキドキしてきたよ

今回のもくじ

著作権の侵害
他人の作品を模倣
景品表示法の違反
家庭用品品質表示法の違反
【これは絶対やらないで！ハンドメイド販売のルール】まとめ

著作権の侵害

既存のキャラクターに似せたものや、商用利用不可の生地を使った作品を販売すると、著作権侵害になってしまいます。

ひよっこ

商用利用不可ってどういう意味？

商用利用不可とは

商用利用とは「商売で使う」ということです。つまり商用利用不可とは「商売(営利目的)で使うことを禁じている」という意味になります。
お金のやりとりが発生しない趣味で作る分には問題ありませんが、それを販売するとなると権利を侵害することになってしまいます。

手芸屋さん(実店舗)で生地を購入する場合、生地の端っこやタグ、ラベルなどに商用利用可、不可の記載があると思います。
「製品化して販売することを禁止」と書いてあるのも商用利用不可という意味ですので、見逃さないように気を付けてくださいね。

そして®や©マークが付いているものも、商標登録されていたり複製禁止の意思表示だったりしますので、注意が必要です。

ひよっこ

©は色んなところで見るよね

ネットで購入する場合もどこかに記載されている場合が多いですが、分からない場合はお店に問い合わせてみるのもいいと思います。

他にも、ネット上には「CH●NEL風ピアス」のような有名ブランドロゴを模したアクセサリーなどが蔓延していますが、そういうものも完全アウトですので作りたいのなら自分だけで楽しむようにしましょうね。

他人の作品を模倣

アイディアが思い付かないから、考えるのが面倒だからと他人の作品を真似しようとしてはいませんか？
ハンドメイド作品は基本的に著作権では保護されませんが、だからといって真似するのはあなたのモラルが問われます。

ハンドメイドキットや、本に載っている型紙をそのまま使った作品を販売することも「商用利用可」と書いていない限りはやってはいけません。

ひよっこ

真似は練習の時だけ！

せっかくものづくりをするのですから、自分の世界観を思いっきり表現してみてください。試行錯誤して作品を作り上げるのは大変かもしれませんが、模倣をするよりずっと楽しいですよ。

ハンドメイドの盗作問題については、こちらの記事で詳しくお話ししています。

景品表示法の違反

難しい言葉が出てきましたね。

ひよっこ

頭が拒否しはじめた…

景品表示法は、商品やサービスの品質、内容、価格等を偽って表示を行うことを厳しく規制するとともに、過大な景品類の提供を防ぐために景品類の最高額を制限することなどにより、消費者のみなさんがより良い商品やサービスを自主的かつ合理的に選べる環境を守ります。

消費者庁

例えば

いつも同じ価格で販売しているにも関わらず「今日だけSALE」と表示し、あたかも安くなっているかのように誤認させるもの
コットンパールを使っているにも関わらず「本真珠を使用」などと説明しているもの
実際には販売していない商品を載せて「大好評のため売り切れ」と記載し、似たような商品の購入を誘導する行為

などが違反になります。

ひよっこ

嘘ついちゃダメってことだね

正直に事実のみを記載していれば違反することは無いと思いますので、嘘をついたり見栄を張ったりしないようにしましょう。

家庭用品品質表示法の違反

ひよっこ

また難しいの出てきた…

「家庭用品品質表示法」は、消費者が日常使用する家庭用品を対象に、商品の品質について事業者が表示すべき事項や表示方法を定めており、これにより消費者が商品の購入をする際に適切な情報提供を受けることができるように制定された法律です。

消費者庁

一部の商品では、商品の素材やお手入れ方法などを記載した品質表示タグを付けなければいけません。皆さんの着ている服にも「綿100%」や手洗いマークなどが表記されているタグが付いていますよね。
それが品質表示タグです。

この品質表示が不足していたり、全く表示がない状態で販売すると家庭用品品質表示法違反になってしまいます。

ひよっこ

知らなかったじゃ済まされないね

家庭用品品質表示法や、品質表示タグの表記の仕方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。