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【撮影用照明】GODOX ML60biレビュー!使ってみて感じたメリットデメリット

すず

こんにちは。
ハンドメイド作家のすずです。

今回のテーマは【撮影用照明】GODOX ML60biレビュー!使ってみて感じたメリットデメリットです。

カメラや動画撮影を始めると、必ずぶつかる壁のひとつがライティングです。どれだけカメラやレンズが良いものでも、光の質が悪いと写真や動画のクオリティは一気に落ちてしまいますよね。

特に商品撮影やリール撮影では、照明機材の導入がクオリティ向上の鍵になります。ですが、いざ機材を探し始めると「種類が多すぎて何を買えばいいかわからない…」という方も多いはずです。

ひよっこ
ひよっこ

ひよっこも迷走中…

そこで私がおすすめするのが、こちらのGODOX ML60biです。コンパクトながらも使いやすく、初心者さんからプロのサブ機にまで幅広く支持されているLEDライトです。
この記事では実際に愛用している私が、この照明の良いところ、悪いところを徹底解説していきます!

GODOX ML60biとは?基本スペックと特徴

まずは簡単にML60biのスペックを整理します。

本体サイズ145×88mmφ
重量770g
電源ACアダプター
最大照度10,100lx
輝度調整範囲0~100%(1%範囲)
色温度2800K〜6500Kの間で調整可能
CRI/TLCI96/97

小型・軽量ながらしっかりした光量があり、室内撮影や商品撮影、ポートレート、YouTube収録などに幅広く使えます。

このバッグに本体やコードなどの付属品が入って届きます。
私は電源コードを繋いで使用していますが、外での撮影をする予定の方やコードレスで使いたい方はバッテリーを装着する形になります。

ちなみに、Godoxは中国の会社です。中国の製品と聞くと品質が心配になる方もいるかもしれませんが、プロのカメラマンも御用達のブランドですので過度に心配する必要はないかと思います(笑)

Godox ML60biを使って感じたメリット

ここからはGodox ML60biを実際に使って感じた3つのメリットを詳しく解説します。

高い演色性と色温度調整で色を忠実に再現できる

カメラ撮影において光の色は非常に重要です。
演色性(CRI/TLCI)が低いライトでは、被写体の色が不自然になり商品や人物の肌色が正確に再現できません。

CRI/TLCIとは?

CRIとはColor Rendering Index(カラー・レンダリング・インデックス)の略で、光源が物体の本来の色をどれだけ正確に再現できるかを表した指標です。太陽光をCRI100として、90以上であれば高演色に分類されます。

CRIが”人間の目”で見た色を基準にしているのに対し、TLCIは“カメラを通したとき”の色再現性を評価する指標です。
テレビ・映画・動画撮影など、カメラでの見え方を重視する分野で使われます。商品撮影にはあまり関係ありません。

ひよっこ
ひよっこ

ほぇ〜

Godox ML60biはCRIが96以上と非常に高く、自然な色再現が可能です。
食品やコスメ、アパレルなど、色が重要な商品撮影にぴったりです。

さらに2800K〜6500Kまで色温度が自由に変えられるので、暖色系の温かみのある光から昼光色のシャープな光まで、1台で幅広い雰囲気を演出できます。

3500K
5500K
6500K

光量や色温度の調整が簡単

本体についているボタンは

  1. 照明のON/OFFスイッチ
  2. 光量を調整するダイヤル
  3. 色温度を調整するダイヤル

のみで複雑な設定がいらないので、照明機材が初めての方も簡単に使いこなすことができます。

ひよっこ
ひよっこ

シンプル イズ ベスト!

静音設計で動画撮影にも安心

LEDライトの多くは冷却ファンを搭載していますが、そのファン音が動画の収録に入ってしまうことがあります。特にマイクが近い場合や静かな環境での撮影では致命的ですよね。

ML60biは静音設計の冷却システムを採用しており、ファンの音がほとんど気になりません。実際に室内でマイクを1m以内に置いて撮影しても、ほぼ無音に近いレベルです。
これにより、商品レビュー動画、ASMR動画、ポートレート動画といった音に敏感なコンテンツでも安心して使うことができます。

ただ、私はこの照明を2つ持っているのですが、個体差があるのか1つは若干音が大きいです。返品交換するほどではないのでそのまま使っています(笑)

コストパフォーマンスが高い

照明機材はピンからキリまであり、上を見ると数十万円するモデルも珍しくありません。しかし、いきなり高額なライトを買うのは初心者にはハードルが高いですよね。

ひよっこ
ひよっこ

何十万も出せないよ〜

ML60biは価格と性能のバランスが非常に優秀で、これだけの機能を持ちながら価格は控えめですので初めての1台にぴったりです。

プロとして突き詰めたい方には向いていないかもしれませんが、「まずはコスパの良いライトでライティングに慣れたい」という方にとっては最適な選択肢と言えます。

別売りのソフトボックスで撮影の幅が広がる

ML60bi単体でも十分に活躍しますが、別売りのソフトボックスを使うことでライティングの幅が一気に広がります。
ソフトボックスを取り付けると光が拡散され、被写体に当たる光が柔らかくなります。特に商品撮影やポートレートでは、光が柔らかいほど影が自然になり、仕上がりが美しくなります。

Godox ML60biを使って感じたデメリット

コスパが良く便利なML60biですが、弱点もあります。
使ってみて感じたデメリットも正直にお話します。

ストロボに比べると光量が少ない

ML60biは60WのLEDライトとしては十分な光量を持っていますが、ストロボと比較すると出力は劣ります。

ストロボとは?

ストロボはシャッターを押す一瞬だけ非常に強い光を発する照明機材です。一般的なフラッシュと言われるものに近いです。簡単にいうとフラッシュはカメラに内蔵されているもの、ストロボは単独の照明機材です。

ファッション撮影や広告写真のようなプロの現場では必須アイテムで、水しぶきの一瞬を切り取ったりする写真にも使われます。プロの商品撮影はほとんどこのストロボで撮影されています。

しかし、ライティングに慣れていない初心者さんがストロボを使いこなすのは難しいですし、一般的な商品撮影をするだけでしたらML60biだけで問題なく撮影できます。
カメラの設定でISO感度を少し上げたり、シャッタースピードを調整するだけでも明るさは確保できるからです。

ML60biは価格が手ごろなので、必要に応じて2台目を追加するというのもおすすめな手です。1台はメインライト、もう1台は背景や補助光として使えば初心者でもプロっぽいライティングが可能です!実際私も2台持ちです。

ひよっこ
ひよっこ

2台買うとまぁまぁな価格だなぁ

長時間使用で発熱する

小型ボディながら60Wの出力を持つため、フルパワーで長時間使うと本体が熱くなります。
安全装置が働いて急にライトが落ちることは今まで経験していませんが、触るとかなり熱を持っているのがわかります。

対策方法としては、以下のような工夫が有効です。

  • 長時間撮影では明るさを70〜80%に抑える
  • 撮影の合間にライトをオフにして休ませる
  • 換気の良い環境で使う

【撮影用照明】GODOX ML60biレビュー!使ってみて感じたメリットデメリット:まとめ

いかがでしたか?

Godox ML60biは、商品撮影や動画撮影など、初心者が最初に導入するライトとしては性能・価格・使いやすさのバランスが非常に優秀です。
「初めての照明機材で失敗したくない」という方は、ぜひご検討ください!

ABOUT ME
すず
すず
ハンドメイド作家
ハンドメイド歴10年以上の作家すずです。
初心者さんから中級者さん向けに、ハンドメイドのノウハウやカメラのことなど、役立つ情報を発信しています。
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